KWFinderの使い方——無料アカウントで「工務店 ホームページ」を実際に調べたら、最初の一手は外れた

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自社サイトに何のキーワードで記事を書けばいいのか、社内に判断できる人がいない——「一人でDXを任されている」立場だと、この壁にぶつかることが少なくありません。この記事は、SEOツールの機能を一覧で比べるものではありません。実際に無料アカウントを作り、ひとつのキーワードを調べて、最初の一手が外れたところから書いています。

この記事は違います。無料アカウントでKWFinder(Mangools社のキーワード調査ツール)を実際に使い、最初に思いついたキーワードで検索したら数値が出てこなかった失敗から、言い換えたら数字が動くようになるまでの過程をそのまま記録したものです。

結論から言うと、無料アカウントのままでも検索ボリューム・キーワード難易度・検索結果(SERP)上位10サイトの指標まで確認できます。ただし、最初に思いつくキーワードがそのまま使えるとは限りません。うまく使うコツは「言い換えて試す」ことです。

同じ手順は、Mangools(KWFinder)の無料アカウントを作れば誰でもそのまま再現できます(本記事の数値は、地域をJapan・言語をJapaneseに設定して検索した結果です。設定が異なると表示される数値も変わります)。ここから先は、実際の画面で確認した内容を順番に見ていきます。

1. KWFinderは何をしてくれるツールか、無料でどこまで使えるか

検索ボリュームとキーワード難易度を教えてくれるツール

KWFinderは、Mangools社が提供するキーワード調査ツールです。入力したキーワードについて「検索ボリューム(月間検索数)」と「キーワード難易度(KD、0〜100のスコア)」を提示し、上位表示を狙えそうかを判断する材料にします(公式サイト)。

無料アカウントで使える範囲

無料アカウントはクレジットカード登録不要・期限なしで、次の範囲まで使えます(2026-07-13、自社アカウントでの実機確認)。

  • キーワード検索(lookup): 24時間ごとに5回まで
  • SERP(検索結果)分析の呼び出し: 24時間ごとに5回まで
  • 1回の検索につき、関連キーワード・競合キーワードの候補も一定件数表示される(新規登録直後10日間は表示件数が通常より増えるボーナス期間があるため、具体的な件数はここでは触れません。実際の表示件数はご自身のアカウントでご確認ください)

「無料版は制限が多くて使い物にならないだろう」と決めつける前に、実際に何が見えるかを確かめたほうが早いと考え、検索してみました。

2. 実際に調べてみた——最初のキーワードは検索ボリュームのデータが出ず詰まった

最初に試したのは「工務店 ホームページ 費用」というキーワードでした。地域密着の工務店が検索していそうな、ロングテールらしいキーワードだと考えたからです。

検索してみると、検索ボリュームの数値は表示されず「Monthly search data are not available.」という画面になりました。関連キーワードの候補欄も「Sorry, we haven’t found anything」の一言だけで、キーワード難易度(KD)だけが11と表示されていました(2026-07-13実機確認、Japan/Japanese設定)。

ここで正確に書いておきたいのですが、これは「検索ボリューム0」ではありません。Mangools公式のFAQによれば、この「データなし(N/A)」表示は「値を表示するのに十分なデータがないことを意味し、多くの場合、選んだキーワードの検索ボリュームが非常に少ないか、ゼロであることが原因で起こる」と説明されています(公式FAQ)。つまり、検索する人が本当にゼロだったのか、ごくわずかだったのかは、この画面だけでは判別できません。

いずれにしても、これは無料プランの制限が原因ではありません。別のキーワードでは関連キーワード欄に通常どおりボリュームが表示されており、ツール自体は正常に動作しています。数値が表示されない以上、このキーワードのままではボリューム・難易度を比較する材料にならないため、言い回しを変えて試すことにしました。

3. キーワードを言い換えたら、状況が一変した

「費用」を外して「工務店 ホームページ」で検索し直したところ、結果はまったく変わりました(2026-07-13実機確認、地域Japan・言語Japanese設定)。

  • 検索ボリューム: 220(月間)
  • キーワード難易度(KD): 16——「STILL EASY」の表示

同時に関連キーワードの候補も表示され、「工務店 hp」「小さな工務店 ホームページ」「工務店 ホームページ デザイン」「工務店 ホームページ かっこいい」といった、実際に検討されていそうな言い換え候補が並びました。

「思いついたキーワードがそのまま検索されているとは限らない」「言い換えると需要が見えることがある」——これは工務店に限った話ではなく、士業でも小売でも同じ考え方が使えます。最初の一手が外れても、そこで終わらせないことが重要です。

4. 無料アカウントでもSERP上位10件の指標まで見える

SERP overviewで見える指標

検索結果のキーワード行をクリックすると、SERP overview(検索結果の分析パネル)が開きます。ここに上位10件のURLと、DA・PA(ドメイン/ページの評価指標)、CF・TF(被リンクの質に関する指標)、被リンク数、LPS(リンクプロファイルの強さ)が一覧表示されました。有料プランへのアップグレードを促す表示は一切出ませんでした(2026-07-13実機確認)。

「詳しい競合分析は有料プランでないと見られないだろう」という先入観がありましたが、少なくとも今回確認した範囲では、無料アカウントでも同じ情報にアクセスできています

指標の読み方——判断材料であって保証ではない

これらの数値は「今、上位に並んでいるサイトがどれくらい強いか」を測る判断材料のひとつです。DAや被リンク数が高いサイトばかりが並んでいれば、同じキーワードでの上位表示は簡単ではなさそうだ、という見当がつきます。逆に低い数値のサイトが多ければ、検討する価値はあるかもしれません。

ただし、これらの指標は順位を保証するものではありません。記事の内容と検索意図がどれだけ合っているかは数値に表れません(Mangools公式も、LPSは関連性を考慮しないと注記しています)。あくまで「見当をつける」ための材料と考えてください。具体的な基準は業界・キーワードによって変わるため、まずは自社が狙いたいキーワードで実際に開いて、今の上位サイトと見比べてみるのがおすすめです。

無料で確認できる範囲を、実際に自分のアカウントで確かめてみたい方は、下記のリンクから無料登録できます(クレジットカード登録は不要です)。

Mangools(KWFinder)を無料登録する →

5. 無料プランの範囲と、どこで足りなくなるか

検索回数がすぐ足りなくなる

正直なところの限界も書いておきます。24時間ごとに5回までという検索回数の制限は、「毎日いろんなキーワードを試したい」というフェーズに入ると、すぐに物足りなくなります。1つのキーワードを深掘りして言い換え候補を何度も試すだけで、5回はあっという間に使い切ってしまう感覚です。

有料プランの選択肢

有料プランは複数の段階に分かれています。公式ブログでは最安の「Entry」プランが年払い換算 月額約19.90ドル〜と案内されていますが(Entry Plan公式ブログ)、現在の料金ページにはBasic・Premium・Agencyのみが掲載されており、Entryプランが現時点でも同じ条件で提供されているかは確認できませんでした。具体的な提供プラン・金額は、実際に検討する段階で必ず公式サイトの表示でご確認ください。

まずは無料アカウントで「自社に検索需要があるかどうか」を確かめ、頻繁に使うようになってから有料化を検討する、という順番で問題ないはずです。

6. 一人DX担当が明日から使える3ステップ

今回の実測から、業種を問わず使える手順を3つに整理しました。

  1. 思いつくキーワードを、まず入力する。 完璧な言葉を考え込む前に、検索してみたほうが早い
  2. 数値が表示されなくても(N/A)、すぐ諦めず言い換える。 「サービス名+費用」でデータが出なくても、サービス名単体や地域名・悩みの言葉に置き換えると数字が出ることがある
  3. ボリュームとKDの両方が見える候補から絞る。 ボリュームが多くてもKDが高すぎると上位表示は難しく、逆にボリュームが少なすぎても検索する人がいない。両方が確認できる候補を優先する

これは工務店のホームページに限らず、士業事務所や小売店が自社の強みをどんな言葉で発信すべきか考えるときにも、そのまま使えます。

7. まとめ——キーワードは「入口」でしかない

KWFinderの無料アカウントだけで、検索ボリューム・難易度・SERP上位10件の指標まで確認できることは、実際に検索して確かめられました。ただし、キーワードが見つかったとしても、それを使ってどんな記事を書くか、どのページに載せるか、どう成果につなげるかは、また別の話です。

「キーワードは見えたけれど、その先どうすればいいか分からない」という段階で止まってしまうケースをよく見かけます。ツールの使い方だけでなく、自社の状況に合わせた優先順位づけまで一緒に整理したい場合は、無料30分のヒアリングをご利用いただけます。

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